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December 25, 2017

内容から語義を適切に考える

 このブログではこれまでに何度か,単語に一対一対応で訳語を当てはめる読解がいかに不毛で,またきちんと読めない原因になりうるかを実例を挙げて解説してきた。今回もそのような例を示そう。次の引用例のpersonalを「個人的な」と訳して,果たしてわかっていると言えるだろうか。


The arrival of Jesus signaled the beginning of a new era. God entered history in a personal way, and made it unmistakably clear that he is on our side, doing everything possible to save us. (Eugene Peterson, The MessageThe Bible in Contemporary Language, Amazon Kindle版位置No.27033)

キリスト教の教えを少しでもかじったことがあれば,イエスは神が人間の姿でこの世界に現れたのだというのを知っているであろう。つまり,下線部のin a personal wayとはまず,「人間の姿になって」と考えることができるのである。一方,in person / personallyなどとの関連から,「直接(本人が)」と考えてもよいであろう。いずれにしても,「個人的な方法で」では意味不明であるし,内容がきちんと読みとれているとは言えないのである。

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