ゼミナールを再現する
院試塾の「社会人のための大学院研究生活入門ゼミ」は,大学のゼミナールを再現しようとする試みだと言える。
自分自身の経験からも言えることだが,大学でいちばん勉強するのはゼミにおいてである。何と言っても,ゼミでは学生が動かなければ始まらない。自分でテーマを考え,資料を集め,レポートや口頭発表を行いながら,自分の考えの「たしかさ」を感じ取っていく。その一連の過程を経て,自分の考えを具体的に形にしながら,学問研究の方法を身につけていく。教員は「指南役」である。主に問いを発することによって,また時には大きな方向性を示すことによって,学生の学びを支援していく。
このゼミナールを,受講生と私との間のメールのやりとりによって再現しようとするのが,「社会人のための大学院研究生活入門ゼミ」なのである。最近の大学では低年次からゼミ形式の講座を開設しており,卒業研究の段階でもゼミでの指導を重視しつつあるが,こうした経験をしていない人も多い。大学院入学前に,ゼミ経験で学問の世界に大きく飛躍してほしいと願いつつ,日々の指導を行っている。幸い,受講生も熱意ある人が多く,しっかりとした学びができている。うれしいかぎりだ。
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